2021/04/23
歯と歯茎の健康のために、市販のマウスウォッシュを使うことは、きわめて効果的です。
今回の記事では、マウスウォッシュが具体的にどういった効果を持つのか、そしてマウスウォッシュの効果がきちんと出る正しい使い方は何なのか、オーラルケア初心者さんでも分かりやすいように徹底解説!
- どんなマウスウォッシュを選ぶといいかな?
- どんなふうにマウスウォッシュを使えばいいかな?
……などと気になる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
マウスウォッシュの効果の種類とは?
- 虫歯の予防効果
- 歯肉炎の予防効果
- 歯周病の予防効果
- 口臭の予防効果
- 口内炎の予防効果
マウスウォッシュの使用で得られる効果には、主に5つの種類があります。
すべて、“何らかの口腔トラブルの予防”に繋がるものです。以下で、それぞれのマウスウォッシュの効果について、簡単に説明します。
【1】虫歯の予防効果
口腔内環境を悪化させている雑菌を殺し、歯に歯垢が接着するのを防ぐことなどで、虫歯を予防する効果です。
【関連コラム】
⇒ 虫歯になりたくない!そんな人に最適なマウスウォッシュの選び方
【2】歯肉炎の予防効果
歯周病の初期段階でもある歯肉炎を、雑菌の繁殖や歯茎からの出血を抑えることなどで、予防する効果です。
【関連コラム】
⇒ 歯肉炎を予防する方法 | デンタルフロスなどの使い方
【3】歯周病の予防効果
今や虫歯よりも罹患率が高いとも言われている歯周病を、雑菌の繁殖を抑えることなどで、予防する効果です。
【4】口臭の予防効果
唾液の分泌量が少ないせいで起こる口腔内のネバつきや、雑菌の繁殖を抑えることなどで、口臭を予防する効果です。
【関連コラム】
⇒ 朝目覚めたときに気になる口臭!その原因と予防方法
【5】口内炎の予防効果
口腔内の雑菌を少ない状態で維持することで、口内炎の発症リスクを抑えられます。
2020年人気のマウスウォッシュランキング ※Amazonより
Amazonのマウスウォッシュの売れ筋ランキングは、1時間ごとに更新されます。
2020年4月27日22時のランキングでは、ベスト3が以下のようになっていました。
- リステリン トータルケアプラス マウスウォッシュ クリーンミント味
- リステリン トータルケア ゼロプラス マウスウォッシュ ノンアルコール クリーンミント味
- システマ ハグキプラス
【3位】システマ ハグキプラス
3位の「システマ ハグキプラス」は、その名の通り歯茎のケアに向いたマウスウォッシュです。
歯肉炎や歯周病が気になり、かつ歯茎への刺激は少ないほうがいい、そんな方にオススメ!
――以下、商品説明欄より引用
- 歯ぐき細胞を活性化して、歯ぐき組織を修復
- 歯ぐきのハレ・出血を抑える
- 歯ぐき組織を壊す、歯周ポケットの歯周病菌を浸透殺菌
- 高滞留処方:薬用成分が歯ぐきにとどまる処方
- 歯ぐきにやさしい低刺激タイプ(ノンアルコールタイプ)
⇒ 「システマ ハグキプラス」の商品ページはコチラから
※Amazonへの新しいタブが開きます。
【2位】リステリン トータルケア ゼロプラス マウスウォッシュ ノンアルコール クリーンミント味
2位の「リステリン トータルケア ゼロプラス」は、虫歯予防から着色汚れの予防、口臭予防まで、幅広い効果をうたっているマウスウォッシュです。
アルコールの入っていないマウスウォッシュがいい方や、ホワイトニング意識が高い方にオススメ!
――以下、商品説明欄より引用
- 新たに虫歯への効果を加え、口臭から歯肉炎、着色汚れ、歯石、ネバつき、口内の不快感まであらゆるお口のトラブルをケア
- 低刺激、ノンアルコール処方
- 辛さ、刺激が苦手な方にもおすすめ
- クリーンミント味
⇒ 「リステリン トータルケア ゼロプラス マウスウォッシュ ノンアルコール クリーンミント味」の商品ページはコチラから
※Amazonへの新しいタブが開きます。
【1位】リステリン トータルケアプラス マウスウォッシュ クリーンミント味
Amazonの売れ筋ランキングで1位だったのは、「リステリン トータルケアプラス」。
2位で取り上げたリステリンのマウスウォッシュと同じく、オールインワンタイプなのが便利です。
マウスウォッシュの使用に爽快感、あるいはほどよい刺激を求めたい方には、先述の「ゼロプラス」より合っているかもしれません。
――以下、商品説明欄より引用
- 新たに虫歯への効果を加え、口臭から歯肉炎、着色汚れ、歯石、ネバつき、口内の不快感まであらゆるお口のトラブルをケア
- クリーンミント味
⇒ 「リステリン トータルケアプラス マウスウォッシュ クリーンミント味 」の商品ページはコチラから
※Amazonへの新しいタブが開きます
ちなみに、3位以下にランクインしているマウスウォッシュも見てみると、全体として“オールインワンタイプ”や“低刺激タイプ”、“ホワイトニングタイプ”などが今、人気を集めていることが分かりました。
【POINT】歯磨き用品メーカーがオススメするのは、こんなマウスウォッシュ!
Amazonや楽天などで売れ筋になっている商品が、基本的にオススメできることはもちろんですが、当社『オカムラ』が歯磨き用品メーカーとして推奨したいのは、オーガニック(100%天然成分)で作られたマウスウォッシュの使用です。
化学成分が多く含まれているマウスウォッシュを毎日使用すると、人によっては逆に歯茎を傷めてしまう可能性や、肝臓・腎臓に負担がかかるといった可能性が、危惧されています。
特に敏感肌な体質の方やアレルギー体質の方には、ノンアルコールタイプもよいですが、できるならやはり、オーガニックで体にやさしいマウスウォッシュを選んでいただきたいです。
最大限の効果を得よう! マウスウォッシュの正しい使い方
マウスウォッシュの使用で、最大限オーラルケアの効果を得るためには、正しく使うことが何よりも肝心。
歯ブラシやデンタルフロスなど、他の歯磨き用品と同様ですね。
以下では、マウスウォッシュを使う正しい順序や、やりがちだけど気をつけたいポイントについて、解説しています。
マウスウォッシュを使うときのオーラルケアの順序
- 歯ブラシをする
↓ - 舌クリーナーをする
↓ - デンタルフロスをする
↓ - マウスウォッシュをする
↓ - フッ素コートをする
……とこのように、フッ素コートをする“前”の歯磨きの仕上げとして、マウスウォッシュを使うのが、1番丁寧な使い方。
ただ実際は、忙しい時にここまでできない人も多いので、その場合は簡略化して“歯ブラシ⇒デンタルフロス⇒マウスウォッシュ”でもOKです。
“バイオフィルムを除去”してからマウスウォッシュをするべし!
「忙しいときは、マウスウォッシュ“だけ”でパパっと歯磨きを済ませてしまおう」と考える方がまれにいますが、それはNG。
何故ならマウスウォッシュは、バイオフィルムという歯の表面のネバネバ(歯周病菌や微生物などの集合体)をしっかりと除去して、歯や歯茎に直接作用させないと、効果が出ないからです。
このバイオフィルムの除去には、事前の歯ブラシが必要不可欠。マウスウォッシュは必ず、歯ブラシの“後”に使ってくださいね。
マウスウォッシュを使ったあとは、なるべくすすがない
「マウスウォッシュが残っている感じがして、気持ち悪くてすすいでしまう」という方が、意外と多いようです。が、これもマウスウォッシュの使い方としてはNG。
マウスウォッシュは口腔内に留めて初めて、殺菌効果が持続し、口腔内の環境を整えられるもの。
違和感にはそのうち慣れると思いますので、マウスウォッシュの使用後は口をすすがないように我慢しましょう!
高齢者の口腔ケアにもマウスウォッシュは役立つ
今、日本は“超高齢化社会”にあって、1人1人の高齢者の健康維持が課題となっています。
高齢者の口腔ケアもその1つ。虫歯や歯周病を防ぐ目的だけでなく、「会話をする楽しさを失わないため」であるとか、「食事をすすんでとるため」に、口腔ケアが重要です。
そんな高齢者の口腔ケアには、マウスウォッシュもおおいに役立っています。
高齢者は唾液の分泌量が少なく、口が乾きやすい。入れ歯の方は、入れ歯の隙間に多く歯垢が蓄積してしまう……。
そのために、歯の再石灰化が妨げられ、細菌が繁殖しやすい口腔内環境にもなりがちです。
これをマウスウォッシュを使うことで、大幅に改善できます。
高齢者の歯・歯茎はデリケートなので、オーガニックタイプで刺激がないマウスウォッシュがオススメです。
【関連コラム】
⇒ 結局、どんな介護用歯ブラシが必要? | 高齢者の口腔ケアの重要性と介護の大変さから考える
【企業向け情報】マウスウォッシュをセットにしたプレミアアメニティ
もしも、この記事をお読みになっている企業様が、マウスウォッシュのアメニティ化に興味がおありなら、スティックやポーションなどを容器に使い切りのマウスウォッシュを作ってみるのはいかがでしょうか?
それと、歯ブラシ・歯磨き粉・デンタルフロス・マウスウォッシュのセットにすれば、オーラルケア意識が特に高い人や、海外から来た人(特に欧米)から特に喜ばれる、プレミア感のあるアメニティになります。
まとめ
以上、マウスウォッシュで得られる効果について、様々な角度からの情報をお届けしました。
「マウスウォッシュはたまにしか使っていなかった」という人も、これを機に習慣づけてみてはいかがでしょう?
ただ、しっかりと心に留めておいていただきたいのは、“マウスウォッシュには虫歯や歯周病を治す効果はない”ということです。
虫歯や歯周病の治療は、歯医者でないと行えません。
マウスウォッシュをはじめ、歯ブラシでも歯磨き粉でも、そしてデンタルフロスでも、歯医者の代替にはならないのです。
だからこそ、最近までは浸透すらしていなかった予防歯科を、常時意識しておく必要があります。
歯医者への定期検診は必要不可欠。それに加えた毎日のオーラルケア(マウスウォッシュの使用ふくむ)で、大切な歯と歯茎の健康を守りましょう!
【予防歯科についての関連コラム】
⇒ 予防歯科とは|予防できる歯の病気や治療内容について
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