2022/08/30
「歯ブラシ以外のオーラルケア方法を知りたい」
「どんなオーラルケアの方法が自分に向いているかわからない」
とお悩みの方へ。
自宅でできるオーラルケアには、歯磨きとセットで取り組みたい複数の方法があります。
■おすすめのオーラルケア6つ
- 歯ブラシ
- フロス・フロスピック
- 歯間ブラシ
- マウスウォッシュ(洗口液)
- 舌ブラシ
- キシリトール100%のガム
オーラルケアとは歯に限らず、舌や口内環境など口内全体を清潔に保つことです。
この記事では自宅でのオーラルケア方法を見直したい方に向けて、おすすめのアイテムやその特徴、効果的な使い方をご紹介します。
オーラルケアで期待できる3つの効果
オーラルケアには、以下の3つの効果が期待できます。
- 虫歯や歯周病の予防
- 口臭対策
- 感染予防
オーラルケアの第一の目的は、歯の表面や歯間に付着している歯垢や食べカスを除去することです。歯垢は放置すればするほど除去しづらくなる上、最終的には虫歯や歯周病の原因となってしまいます。そのため食事後や就寝前は小まめに歯を磨き、歯垢を都度取り除く心がけが重要です。
また虫歯や歯周病の菌原因で引き起こされる「口臭」や「感染症」も、日々のオーラケアによって対策することができます。日々のオーラルケアをしっかり行うことは、虫歯や歯周病を予防することはもちろん、口の臭いを緩和したり感染リスクを下げることに繋がります。
自宅でできる!おすすめオーラルケア方法6選とその効果
自宅でできるオーラルケア方法としては、以下の6つがおすすめです。
- 歯ブラシ
- フロス・フロスピック
- 歯間ブラシ
- マウスウォッシュ(洗口液)
- 舌ブラシ
- キシリトール100%のガム
上記の6つの方法について、概要や期待できる効果を見ていきましょう。
1.歯ブラシ
日々のオーラルケアとして欠かせないアイテムが「歯ブラシ」です。
オーラルケアでは「歯垢をしっかり除去すること」が、病気や口臭を予防する上で最も大切な作業です。これから紹介するどのオーラルケア方法を取り入れるにしても、1日1回歯ブラシで歯を磨いた上で、プラスαでおこなうようにしましょう。
ヘッドの大小や毛の種類・持ち手の形状など、歯ブラシ1つにしてもは様々な種類が販売されています。年齢や歯間の広さ、口内の状況に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
2.デンタルフロス
2つ目におすすめしたいオーラルケア方法は「デンタルフロス」です。デンタルフロスとは、弾力性のある細い繊維が束になったデンタルケアアイテムです。
別名「糸ようじ」とも呼ばれ、歯ブラシが届かない歯間に糸を差し入れ、歯垢をかき出すことで口内を清潔に保ちます。デンタルフロスには糸を指に巻き付けて使う「糸巻き(ロール)タイプ」と、手持ちの「ホルダータイプ」の大きく2種類があります。
歯垢除去力の高さでは「糸巻き(ロール)タイプ」のフロスがおすすめですが、初心者の方であれば、比較的簡単に使いこなせる「ホルダータイプ」のフロスから始めてみるのも良いでしょう。
歯ブラシ単体の歯垢除去率が「6割程度」であるのに対し、歯磨きとセットでフロスをおこなうことで「8割近い歯垢が除去できる」といわれています。 ぜひ歯磨きと合わせて、積極的に取り入れてほしいオーラルケアの1つです。
3.歯間ブラシ
3つ目におすすめのケア方法は「歯間ブラシ」です。歯間ブラシはデンタルフロスと同じく、歯間の歯垢や汚れを除去するアイテムです。
デンタルフロスに比べ「ブラシ部分」が太いため、歯間が広く「デンタルフロスの糸では細すぎる」という方におすすめの商品となります。そのため「部分によって歯間の隙間がバラバラ」という方は、場所によってデンタルフロスと歯間ブラシを使い分けると、より効果的に歯垢除去が可能です。
また商品によってブラシ部分の太さは異なるため、ご自分の歯のすき間に合わせて、丁度いい歯間ブラシを選びましょう。
4.マウスウォッシュ(洗口液)
4つ目におすすめしたいケア方法は「マウスウォッシュ」、別名「洗口液」とも呼ばれ、口内の殺菌や歯磨き後のコーティングを目的に使うアイテムです。
歯を磨いた後に口に液を含み、何秒間かゆすいだら、液を吐き出して終了となります。
マウスウォッシュと間違えやすいアイテムとして「液体歯みがき」がありますが、あくまで液体歯磨きは「歯磨き粉の代わりとして、歯磨き前に使うもの」となります。
歯磨き無しでも使える、あるいは歯磨きの後に使うのが一般的な「マウスウォッシュ」とは異なるため、間違えないようにしましょう。
5.舌ブラシ
5つ目におすすめするケア方法は「舌ブラシ」です。
舌ブラシは歯ブラシより幅が広く、舌を傷つけないよう柔らかい毛で作られているのが特徴です。舌にブラッシングすることで、舌表面に付着した汚れを除去することができます。
とくに、舌の表面にある白い苔のようなものは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれ、放っておくと口臭の原因となります。舌の白い汚れや口臭が気になる方は、通常の歯ブラシに加えて舌ブラシを毎日のケアに取り入れること良いでしょう。
6.キシリトール100%のガム
6つ目におすすめな商品が「キシリトール100%配合のガム」です。
ガムに含まれた「キシリトール」の成分が、虫歯の原因となる「酸」や「ミュースタン菌」の発生を抑制するため、自然と虫歯になりづらい口内環境を整えることができます。
またガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、口中の自浄作用を高めることにも繋がります。
常習的にキシリトール配合のガム(できれば歯科専用のもの)を噛むことで、虫歯や口臭の元を抑制し、健康的な口内を保つことが可能です。
オーラルケアの手順・効果を高めるポイントを、6つの方法別に紹介
せっかくオーラルケアに取り組むのであれば、なるべく正しい方法と順序を守り、効果を最大化を狙いたいものです。
自宅でできる6つのオーラルケア方法について、それぞれの手順と効果を高めるポイントを解説します。
歯ブラシの正しい磨き方とポイント
まずは「オーラルケアの基本」となる歯ブラシについて、正しい磨き方を見ていきましょう。
歯磨きの効果を最大化させるためには「歯ブラシの角度」「力加減」「動かし方」の3点に気を付けることが重要です。
1.磨く角度
歯ブラシでは「歯周ポケット」と「歯の表面」の大きく分けて2つの部分を磨く必要があり、それぞれで歯ブラシをあてる角度を変える必要があります。
歯周ポケットを磨く際は歯ブラシを「45度」の角度に傾け、ブラシを歯周ポケットの隙間に当てるよう磨きます。一方、歯の表面を磨く際は垂直にブラシを当て、表面の汚れを取り除くよう意識して磨くのがポイントです。
2.力加減
歯を磨くときの「力加減」も重要です。ブラッシング時に力を入れると歯茎を傷めてしまう上、毛先がすぐに広がってしまうため、しっかりと歯を磨くことができません。
またゴシゴシと強い力でブラシを当てることは、結果的に歯茎を下げてしまい歯周病の原因を生むリスクもあるため要注意です。
当社では力が入りすぎないよう、歯ブラシをペンの要領で握る「ペングリップ」の持ち方を推奨しています。
3.ブラシの動かし方
歯を磨くコツとして「ブラシの正しい動かし方」を意識することも大切です。
「早く磨きたいから」とブラシを大きく雑に動かしてしまうと、毛先が歯の表面や歯間にうまく届かず、磨き残しの原因となってしまいます。
歯を磨く際は、歯の1本1本を大切に磨く意識をしながら、ブラシを小刻みに動かして汚れを取りましょう。
■効果を高めるポイント
歯ブラシには
- 毛先が平らの「平切りタイプ」
- 毛先がジグザグの「先細タイプ」
の2種類があり「歯の表面をしっかり磨きたい」のであれば「平切りタイプ」が、歯周ポケットに入り込んだ汚れをしっかり取り除くなら「先細タイプ」が適しています。
そのため、あなたの歯並びやいつも歯ブラシが届きづらい場所など、口内環境を考慮して最適な歯ブラシを選ぶと良いでしょう。
また「歯の表面も歯周ポケットも、両方しっかり磨きたい!」という方には、両方の要素を備えた「片テーパー毛」の歯ブラシがおすすめです。「平切り」と「先細」の毛を半分ずつ配置しているため、歯の部位を選ばず歯垢をしっかり取り除くことが可能です。
2.デンタルフロスの正しい磨き方とポイント
デンタルフロスを使用する際は、歯の片側の側面に糸を添わせ、糸を優しく差し込むことを意識しましょう。歯表面の汚れ・歯垢を効果的に取り除くことができる上、歯茎を傷める心配も少ないないためです。
逆に、歯間にフロスを押し込み “ギコギコ” と動かしてしまうと、歯表面の汚れがうまく除去できず、歯茎を傷める原因にもなるため避けるようにしましょう。
■効果を高めるポイント
デンタルフロスには「エキスパンディング」「ワックス」「ノンワックス」の、3種類があります。
フロスの使用に慣れていない方は、3種類のうち糸の表面にワックスが塗布された「ワックスタイプ」から使い始めるのがおすすめです。
ワックスの効果で糸がスルリと歯間に入るため、歯茎を傷めず安心して使用できるためです。
またオーラルケアの順番としては諸説ありますが、当社としては「フロス→歯磨き」の順番でケアすることを推奨しています。
フロスでしっかり歯間から取り除いた雑菌や歯垢・食べカスを、その後の歯磨きで口内から掻き出し、さらにスッキリさせるべきと考えているためです。
(後述する歯間ブラシでも「歯間ブラシ→歯磨き」の順でおこなうのがおすすめです)。
3.歯間ブラシの正しい磨き方とポイント
歯間ブラシを使用する際は、歯茎を傷めないよう慎重に歯間ブラシを差し込み、歯の側面に沿うように角度を微調整しながら優しく動かします。
歯間ブラシのやりすぎは「歯間を広げる原因」となるため、1つの歯間につき3~4往復を目安としましょう。歯間ブラシをかける部位は歯茎の中でも繊細な場所が多く、出血しやすいため力加減には要注意です。
■効果を高めるポイント
あえて「歯間ブラシ」を使うべきなのは、デンタルフロスでは汚れが取り除けないような「歯間の隙間が広めの方」に限ります。あるいは歯間の広い部分・狭い部分で、デンタルフロスと歯間ブラシをそれぞれ使い分けるのもおすすめです。
歯間ブラシの使用に慣れていない方は、最も歯茎を傷めづらい「ゴムタイプ」から使い始めると安心です。
4.マウスウォッシュ(洗口液) の正しい磨き方とポイント
マウスウォッシュの使用時はまず適量(10ml~20ml)を口に含み、20~30秒程度ブクブクとすすいでから吐き出します。歯ブラシが届かない歯間をはじめ、口の中全体に液が行き渡るイメージをしながら、口内を満遍なくすすぐのがポイントです。
また口内に行き渡った薬用成分が流れてしまうため、マウスウォッシュ後は水で口をゆすがず、そのままの状態をキープしましょう。
■効果を高めるポイント
マウスウォッシュのタイミングとしては、歯磨きの後に仕上げとして使用するのがおすすめです。歯磨きでとり切れなかった口内の歯垢を液体で浮かせて除去できる上、きれいになった歯を薬用成分でコーティングで、歯周病予防の効果も高められるからです。
また「歯を磨く時間がない時」や「外出先でサッと口内のケアをしたい時」にも、手軽なケア方法としてマウスウォッシュはおすすめです。歯磨きに比べ歯垢除去効果は劣るものの、手軽にできるオーラルケアとして、時間や場所を問わず取り入れやすい点がメリットです。
5.舌ブラシの正しい磨き方とポイント
舌ブラシを使う際は舌を突き出し、軽い力で表面をなでるように磨きましょう。ゴシゴシと往復せず、前に引き出すように数回ブラッシングすればOKです。
■効果を高めるポイント
舌の表面は繊細なので、力を入れず優しくブラッシングするようにしましょう。磨きすぎると舌の細胞を傷つけてしまうため、1日1回程度の使用がおすすめです。
使用後は歯ブラシと同様に水できれいに洗浄し、風通しの良い場所で保管しましょう。
6.キシリトール100%ガムの正しい磨き方とポイント
キシリトール100%ガムを「オーラルケア」目的で利用するなら、食後に1粒ずつ、1日3粒以上を目安に噛むようにしましょう。
■効果を高めるポイント
歯垢を除去する目的なら「歯磨き前」、歯を強くする目的なら「歯磨き後」にガムを噛むとより効果的です。
ガムを噛むことで唾液の分泌を促すため、虫歯予防の効果を高めることができます。味がしなくなってからも、口に入れてから5分以上は噛み続けるようにしましょう。
オーラルケアがはかどる!オカムラのおすすめグッズ4選
毎日使用するオーラルグッズにもこだわることで、オーラルケアの効果をさらに高めることができます。
「歯ブラシ」や「デンタルフロス」商品に強みを持つ「オカムラ」より、おすすめのオーラルケアアイテム4つをご紹介します。
歯ブラシ
- OKAMURA DX(オカムラデラックス)
- COLORPPO(カラッポ)
デンタルフロス
- Farbe(ファルベ)
- ふわり
1.歯科衛生士と共同開発した、歯ブラシ「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」
■商品の特徴
- 歯科衛生士と共闘開発した歯ブラシ
- ペングリップがしやすい8角形の本体
- お手入れが楽しくなる、クリアで清潔感のあるデザイン
現役歯科衛生士と当社デザイナーが共同開発した歯ブラシ「OKAMURA DX(オカムラ デラックス)」は、当社製品の中でも特におすすめのアイテムです。
歯科衛生士推奨のペングリップがしやすく、歯周ポケットの歯垢除去に最適な「45度磨き」が可能な「8角形の本体」に設計しました。歯科医院でも推奨商品として販売されており、高い歯石除去力と磨きやすさで皆さんのオーラルケアをサポートします。
→「OKAMURA DX(オカムラデラックス)」の商品ページはこちら
2.高い機能性とデザイン性を兼ね備えた、自慢の歯ブラシ「COLORPPO(カラッポ)」
■商品の特徴
- 40種類のデザインバリエーションで、お気に入りの1本が見つかる
- テーパー毛とスパイラル毛、2種類の毛をブラシに使用
- ネックがしなる高級樹脂で歯茎を傷めない
40種類以上の豊富なデザインを誇る「COLORPPO(カラッポ)」は、毎日のオーラルケアが楽しくなるオシャレさと機能性の両方を備えた歯ブラシです。
両テーパー毛とスパイラル毛の2種類の植毛を使うことで、歯の表面はもちろん奥歯や歯周ポケットなど、歯ブラシが届きにくい部分も磨けるようこだわりました。
薄型かつ小さめのヘッドで設計したため、ブラシが奥歯までしっかり届き、汚れをかき出すことができます。ネック部分がしなりブラッシング圧が分散しやすい仕様のため、力の入れすぎで歯茎を傷つける心配もありません。
歯ブラシの見た目にこだわりたい女性はもちろん、オーラルケアの効果を最大化したいすべての人におすすめしたい歯ブラシです。
3.シンプルで使いやすいデンタルフロス「Farbe(ファルベ)」
■商品の特徴
- 防弾チョッキに使われる頑丈な糸を使用
- 1袋100本入りとコストパフォーマンスが抜群
- カラフルなデザインで楽しくオーラルケアが可能
防弾チョッキに使用される強化繊維を糸部分に用いた、手持ちタイプのデンタルフロス「Farbe(ファルベ)」。
使用中に糸が切れる心配もなく、歯間に糸が入りやすい仕様のため、フロス初心者の方も無理なく使いこなすことができます。
また1袋196円(税込)で100本入りとコストパフォーマンスも高いため、値段を気にすることなく続けやすい点も魅力です。フロスの「初めの1本」として、万人にオススメしたい商品です。
4. 頑丈ながらキュートなデザイン、デンタルフロス「ふわり」
■商品の特徴
- ふわふわ超極細の繊維束でしっかり歯垢を絡めとる
- 女性が手に取りやすい可愛いデザイン
- 歯垢除去をしながら、歯の強化も期待できる
歯茎を傷めづらいよう「ふわっとした使い心地」にこだわった「ふわり」。柔らかな使用感が特徴である一方、糸はファルベと同様に防弾チョッキに使われる強化繊維を使っているため、使用中に糸が切れる心配がありません。
「クロルヘキジン(抗菌成分)」と「フッ素」を糸部分に配合しているため、歯垢を除去しながら歯を強化する効果も期待できます。
4色のパステルカラーが可愛いデザインから、その日の気分に合わせて使いたい色を選んでいただくことが可能です。
まとめ
「自宅でできるオーラルケアの方法」について、6つのアイテムとそれぞれの正しい方法・効果を高めるポイントについてご紹介しました。
今回のポイント
- オーラルケアの方法には、歯みがき以外にもフロスや歯間ブラシなど様々な手段がある
- オーラルケアには歯垢除去以外に、口臭や感染対策の効果が期待できる
- 各オーラルケアの効果を高めるには、正しい方法・順序・使用するアイテムにこだわることが重要
今回の記事が、毎日のオーラルケアを見直すきっかけになれば幸いです。
また「より効果の高いケアを実践したいな」と思った方は、機能性にとことんこだわった「OKAMURAのオーラルケアアイテム」をチェックしてみてください。