2025/03/27
「妊娠中の歯磨きが辛い」
「妊娠して歯磨きできない日が増えたけれど、大丈夫かな?」
とお悩みの妊婦さんへ。
妊娠したら、女性の体は大きく変化します。
つわりや体調不良が続くと歯磨きができない日が増えたり、頭痛や吐き気でまともな日常生活が送れない日があったりと、予期せぬ変化に戸惑う方も多いものです。
この記事では妊娠や出産を控えている女性に向けて、歯磨きの重要性や歯磨きが難しい時のケアについて解説します。
妊娠中で歯磨きが辛い方は、ぜひ最後までお読みください。
妊娠したら知っておきたいママの歯と赤ちゃんへの影響
妊娠して嬉しい反面、大きな体調の変化で歯磨きやお風呂、食事すらままならない……という日はありませんか?
実は妊娠したら、歯やお口の環境にも大きな変化が起きています。
妊娠した方にぜひ知っていただきたいママと赤ちゃんへの影響について、以下の3つを解説します。
- 妊娠中は虫歯リスクが上がる
- 歯のトラブルは赤ちゃんにも影響する
- 赤ちゃんの虫歯菌はほとんどが母子感染
1.妊娠中は虫歯リスクが上がる
妊娠すると、以下3つの理由から女性の虫歯リスクが上がります。
- つわりなど体調不良で歯磨きが疎かになる
- 食生活・食事のスタイルが変化する
- 女性ホルモンの影響で唾液の性質が変わる
妊娠するとつわりなどの体調不良を起こす方は大変多く、そのような時はいつも通りの歯磨きができません。
またつわりで嘔吐すると、胃酸が逆流するため口内が酸性に傾き、歯が溶けやすくなってしまいます。
これらの状況から、妊娠すると虫歯ができやすい環境となり、虫歯リスクが上がってしまうのです。
つわりや体調不良が続くと、毎日3食の食事を摂ることが難しくなります。
食べられる時にちょこちょことつまむように食べることで、お口の中は酸性の状態が続きます。
その結果口内環境が乱れ、虫歯の原因になってしまうのです。
妊娠すると、妊娠状態を保つために体の中でプロゲステロンとエストロゲンという女性ホルモンが働きます。
この変化で粘液性唾液というネバネバした性質の唾液が増え、口内環境が悪化するのです。
唾液は本来自浄作用があり、虫歯菌や雑菌を洗い流す働きがあります。
しかし粘度があがるとスムーズに菌を流すことができず、自浄作用が低下します。
その結果口内環境が乱れ、虫歯や雑菌が増えてしまうのです。
2.歯のトラブルは赤ちゃんにも影響する
妊婦さんのお口トラブルは出産にも大きく影響して、最悪の場合早産や低体重児を出産するリスクが上がってしまいます。
妊娠中に虫歯や歯周病にかかると、細菌を抑制するためにプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは子宮を収縮させる作用があり、プロスタグランジンが大量に分泌されると早産のリスクが上がります。
妊娠中に虫歯や歯周病を発症した場合と発症していない場合では、発症している方が赤ちゃんが低体重で生まれる確率が上がるという報告もあります。
早産・低体重児出産のリスクの原因として、たばこやアルコール、高齢出産などが挙げられますが、妊娠中に歯周病を発症したときの方がそのリスクは高いといわれており、妊婦さんは注意が必要です。
3.赤ちゃんの虫歯菌はほとんどが母子感染
生まれたばかりの赤ちゃんは無菌状態で、虫歯菌はありません。
虫歯菌は赤ちゃんと接している大人から感染するもので、そのほとんどが母子感染と言われています。
乳児の間は母乳やミルクだけを飲みますが、生後半年頃からはじまる離乳食から虫歯菌の母子感染リスクが上がります。
これは、ママが子どもの離乳食にフーフーと息を吹きかけて冷ましたり、コップや食器を共有したりすることで、ママの唾液を介して赤ちゃんに虫歯菌が移るためです。
虫歯菌の母子感染を防ぐためには、赤ちゃんとママの食器を分けるなどの対策をして、赤ちゃんに母親の虫歯菌が移らないようにすることが大事です。
上記は、これから妊娠・出産を経て赤ちゃんを育てる方にぜひ知っていただきたい知識となります。
妊娠中の歯磨き粉の選び方
歯磨きではほとんどの方が歯磨き粉を使いますが、妊娠中の歯磨き粉の選び方について、以下の通り解説します。
- 避けたほうが良い歯磨き粉の3つの成分
- 妊娠中の虫歯対策には「フッ素配合」がおすすめ
- 歯磨き粉の香り・タイプについて
避けたほうが良い歯磨き粉の3つの成分
妊娠中であっても、一般的に市販されている歯磨き粉を使うことは問題ありません。
しかし、できれば以下3つの成分は避けることをおすすめします。
- 人工甘味料
- 過酸化水素
- 人工防腐剤
歯磨き粉で甘みを出すために使われるのが、人工甘味料です。
人工甘味料は甘くて使いやすい反面、発がん性リスクが問われます。
少量であれば問題ないことが多い人工甘味料ですが、避けられるなら避けたほうが良い成分です。
日本では薬機法により使われていない過酸化水素ですが、ホワイトニング効果のある海外製の歯磨き粉には含まれている可能性があります。
昨今では歯のホワイトニングが流行しており、海外製のホワイトニング効果が高いものを個人輸入したりお土産で入手したりする方が多く、注意が必要です。
過酸化水素は歯が白くなるので人気のある成分ですが、胎児に与える影響が明らかになっていません。
妊娠中や授乳中は、避けた方が良い成分の1つとなっています。
成分表では「安息香酸ナトリウム」と表記される人工防腐剤は、胃や腸など消化器官の粘膜を荒らす恐れがある成分です。
つわりで嘔吐や逆流性食道炎になるなど、妊娠中は胃腸に関する悩みが増えやすいので、胃腸を休めるために避けることをおすすめします。
上記のように、妊娠中の歯磨き粉には避けた方が良い成分もあります。
反対におすすめの成分もありますので、次で解説します。
妊娠中の虫歯対策には「フッ素配合」がおすすめ
妊娠中は虫歯リスクが上がるため、虫歯対策になるフッ素配合の歯磨き粉がおすすめです。
妊娠中にフッ素配合の歯磨き粉は大丈夫だろうか?と心配になるかもしれませんが、フッ素による体への害の報告は挙がっていません。
胎盤通過性や母乳からの移行性は低く、フッ素は妊娠中や出産後も問題ないと考えられています。
歯磨き粉におけるフッ素については、フッ素入り歯磨き粉も虫歯予防に効果的!使い方と安全性を解説しますで解説しておりますので、ぜひご参照ください。
歯磨き粉の香り・タイプについて
歯磨き粉といえば、清涼感のあるミント味が定番です。
しかしつわりや妊娠によって香りに敏感になる方は多く、ミントの香りが辛くなることもあります。
そんな時は、ソフトタイプのミントフレーバーや無香料の歯磨き粉をおすすめします。
つわりや体調不良の中で歯磨きしていると、歯磨き粉の泡で気持ち悪くなってしまう方もいます。
歯磨き粉によっては低泡タイプのものがありますので、ぜひそちらを試してみてください。
つわり中の妊婦さんの歯磨きは歯磨き粉なしでもOK
つわり中は匂いや泡が出るから歯磨き粉が辛い……という場合、歯磨き粉を使わずに歯磨きしても問題ありません。
歯磨き粉を使用しない場合、丁寧なブラッシングや歯間ブラシ・フロスを併用すれば歯の汚れを落とすことができます。
歯磨き粉に含まれる発泡作用は、爽快感がありしっかり歯を磨けた気分になります。
しかし妊娠中に匂いや泡に異物感があって嘔吐してしまう、えずいてしまうという場合は、無理に歯磨き粉を使う必要はありません。
しかし歯磨き粉を使わないと歯のプラークが溜まりやすくなるので、体調が良い時に歯医者さんでメンテナンスすることをおすすめします。
妊娠中で歯磨きが辛い!最低限のケアとリカバリー方法について
妊娠中は体調不良で歯磨きが辛い!できない!という日も少なくありません。
そんな時に最低限していただきたいケアやリカバリー方法について、以下の通り解説します。
- デンタルフロス・歯間ブラシを併用する
- 洗口液で口をさっぱりさせる
- 体調の良い日に歯科医院でケアしてもらう
1.デンタルフロス・歯間ブラシを併用する
妊娠中である程度体調が安定しているなら、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを併用していただくことで、よりしっかりお口をケアすることができます。
歯ブラシを口の奥まで入れるのがしんどい時も、フロスや歯間ブラシを併用すればお口の汚れを除去しやすくなるのでおすすめです。
フロスには糸巻きタイプと持ち手がついているピックタイプがあり、初めての方はピックタイプの方が使いやすいかもしれません。
使い方は歯科医院で教えてもらえますので、歯医者さんを受診する機会があれば聞いてみましょう。
歯間ブラシはどのメーカーでもサイズが複数あり、歯間の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。
サイズが分からないときは、こちらも歯医者さんで聞いてみましょう。
歯間ブラシがスムーズに入らないときの対処法は、歯間ブラシがスムーズに入らない!3つの原因と対処法をご紹介 でも解説しておりますので、ぜひご参照ください。
2.洗口液で口をさっぱりさせる
歯ブラシを使えないほど吐き気が辛い時は、洗口液が手軽でおすすめです。
清涼感があり、うがいするだけでもお口がスッキリしてリフレッシュ効果も得ることができます。
フッ素配合タイプなら、虫歯予防にも効果的です。
少しだけでも歯を磨く余裕があるなら、歯磨き粉やジェルで少し歯を磨いて、洗口液でうがいすると良いでしょう。
うがい以外にも、歯磨きが辛い・めんどくさい時の対処法があります。
詳しくは歯磨きがめんどくさい!ツラい!その日を乗り切るお口ケアの代替案3つをご紹介で解説しております。
歯磨きと同等の効果は得られませんが、歯を磨けないほど体調が悪い時の参考にしてください。
3.体調の良い日に歯科医院でケアしてもらう
つわりなどの体調不良で歯が磨けない日が続いたら、体調が良い時にぜひ歯医者さんを受診しておきましょう。
口内環境が悪化していることが多いので、歯医者さんでケアしてもらうことでお口のトラブルを早期発見したり口内環境を改善したりしてもらえます。
歯医者さんなら、口内環境を改善するだけでなく、口内で汚れがつきやすい場所や磨きにくい場所を見つけてアドバイスしてくれます。
今後のブラッシング改善に大変効果的でおすすめです。
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また強靭な切れない糸を極限まで細くしてふわふわの繊維束にしているので、初心者の方も使いやすくおすすめです。
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まとめ
妊娠中の歯磨きについて、デンタルケアの重要性や歯磨きのポイントを解説しました。
この記事をまとめます。
- 妊娠中の虫歯や歯周病は、出産に悪い影響を与える恐れがある
- 妊娠中はフッ素配合の歯磨き粉がおすすめで、人工甘味料や過酸化水素は避けるのが無難
- 妊娠中で歯を磨けない日が増えたら、体調が良い日に歯医者さんを受診するのがおすすめ
妊娠中は体調の変化が激しく、つわりなどで歯を磨けないこともあります。
そんな時は歯磨き粉を付けずに歯を磨いたり、洗口液に頼ったりと工夫してみてください。
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