2021/04/23
職場に歯ブラシを置いている人は多いですが、正しく保管はできていますか?
目に見えないので分かりづらいものの、間違った保管方法をしていたり、「1日1回使うか使わないかの会社用だから」といって、長く交換せずに使っていたりすると、あっという間に歯ブラシに雑菌が繁殖してしまいます。
今回のコラムでは、職場用だからこそ気を付けたい歯ブラシの保管方法をまとめました。
【関連コラム】
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職場で使う歯ブラシの保管方法
職場の歯ブラシを“立てて置かない場合”は、よく水気を切ってからキャップを閉めて保管することが基本です。
そして、共用の洗面台などに“立てて置く場合”は、他の歯ブラシに触れないように、1本1本独立したスタンドを使うことが基本。
【関連コラム】
⇒ 衛生的な歯ブラシスタンドの選び方
これは、お家の歯ブラシの保管についても同様です。
ただ基本的には、職場の歯ブラシをどこかに入れて収納することが多いと思うので、以下ではその場合の注意点をさらに解説しています。
歯ブラシをロッカーに入れる場合は、しっかり乾燥させてから!
歯ブラシをロッカーなど、通風性の悪いところに置くしかない場合は、とにかくしっかり乾燥させることが大事です。
例えば、使い終わってすぐ濡れたままの歯ブラシに、普通の歯ブラシキャップをかぶせて保管すると、キャップのなかで湿気がこもり、毛に付いた細菌が増殖してしまいます。
急いでいる場合でも、キッチンペーパーやティッシュなどを使って、歯ブラシの水気はできるだけ切ることを心がけましょう。
また、歯ブラシの持ち手の1番下に、穴があいている場合は、フックなどに引っ掛けて吊るすように保管することがオススメです。
ロッカーの扉など、空気によく触れるところに、歯ブラシ用のフックを付けるといいでしょう。
効果が高い2つの歯ブラシの除菌方法
“歯ブラシの除菌方法”とひと口に言っても様々ありますが、最も手軽で除菌効果も高いのは、除菌器や除菌ケースを購入して使う方法です。
- 歯ブラシ除菌器を使う
- チモール成分が含まれた歯ブラシケースを使う
【1】歯ブラシ除菌器を使う
自宅・職場問わず、歯ブラシを清潔に保管したい人から人気の高いアイテムが、歯ブラシ除菌器です。
スタンドタイプとケースタイプとがありますが、職場用の歯ブラシにはスペースをとらないケースタイプの除菌器が使いやすいしょう。
歯ブラシ除菌器の紫外線殺菌の効果は、「99.9%以上」とうたわれています。
【2】チモール成分が含まれた歯ブラシケースを使う
チモールとは、ジャコウソウなどから取れる香油に含まれる、殺菌・消毒効果がある成分のことです。
歯ブラシケースのなかには、このチモール成分が含まれたものがあり、歯ブラシの衛生を少しでもいい状態で保つために、歯科医院で使用を勧めていることも多いです。
こうした除菌効果が高い歯ブラシケースがあれば、「ひと月で本来はダメになる歯ブラシが3ヵ月はもつ」と言われますが、決して長くは使い過ぎないほうがいいです。
職場の歯ブラシの交換目安については、後程もう少し詳しく説明します。
【歯ブラシの消毒に関連するコラム】
⇒ 歯ブラシの消毒ってした方がいい?消毒するならオススメの2つの方法
職場に置くならオススメ! 保管に適した2つの歯ブラシ
以下、職場に置く人にもオススメする、衛生面に優れた歯ブラシを2種類ピックアップしてみました。
- 地球環境にも優しい竹製の歯ブラシ
- 口腔内の細菌繁殖も抑制!プラチナ加工歯ブラシ
【1】地球環境にも優しい竹製の歯ブラシ
サスティナブル意識が高い人たちに今人気なのが、竹製の歯ブラシです。
素材にプラスチックを使わないため、地球に優しいという大きなメリットがありますが、加えて竹の持つ抗菌作用にも注目されています。
【関連コラム】
⇒ 竹製歯ブラシを使う5つのメリットとは?
【2】口腔内の細菌繁殖も抑制!プラチナ加工歯ブラシ
抗菌性が高いプラチナナノ粒子を、ブラシに加工してあるプラチナ加工歯ブラシも、衛生的な保管に非常に適しています。
プラチナナノ粒子は、歯ブラシの雑菌の繁殖を抑えるだけでなく磨くだけで口腔内の細菌繁殖を抑制できるため、まさに一石二鳥です。
その他に、抗菌作用(アンチバクテリア作用)があって、保管に適している歯ブラシには、備長炭配合の歯ブラシや、貝殻配合の歯ブラシなどがあるようです。
どの歯ブラシも、一般的なプラスチック製の歯ブラシよりは価格が高い(1本500~1,200円ほど)傾向がありますが、期待できるのは抗菌作用だけではないので、投資をする価値は十分にあります!
【ちなみに】職場の歯ブラシの交換も「1ヵ月に1回」
職場用の歯ブラシは平日だけ、しかもお昼時の1回しか使わないために、交換の頻度が家の歯ブラシよりも低い人が多いようです。
しかし、職場の歯ブラシであっても、家の歯ブラシと同じく1ヵ月を目安に交換することが望ましいです。
“はじめて雑菌が付着してから”の経過日数に、使用頻度は関係ないことや、雑菌の繁殖とは関係なく毛の状態が劣化すること(毛の抜け・広がりなど)が、理由として挙げられます。
【関連コラム】
⇒ 知ってますか? 歯ブラシの交換時期について
まとめ
以上、職場に置くからこそ気を付けたい歯ブラシの保管方法について、まとめました。
ここでご紹介した歯ブラシの保管方法や、歯ブラシの消毒・除菌方法は、もちろんお家でも使えます。
歯を清潔にするための歯ブラシが清潔でなかったら、念入りに歯ブラシをする意味がなくなってしまいます。
特に春から夏、気温が高くなると、歯ブラシの細菌が繁殖しやすくなるため、この時期だけでも抗菌性能が高いハイグレードな歯ブラシに変えるのがいいかもしれません!
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