2021/05/21
デンタルフロスは、ずばり生後半年のタイミングから使うべきです。乳歯が生え揃ってすぐに使い始めることに、驚かれた方もいるのでは?
この記事では、子どもにデンタルフロスを使用する方法や注意点、おすすめの種類などを紹介します。歯は一生ものなので、是非この記事を読んで、実際に子どもとデンタルフロスを使ってみてください。
デンタルフロスは生後6ヶ月から使うべし!その理由とは?
デンタルフロスは生後6ヶ月頃から使用することが推奨されています。
理由は乳歯生え始めたタイミングで「歯間」が生まれるため。一般的に乳歯は永久歯に比べて歯間が広く、大人よりも歯垢(プラーク)が溜まりやすい傾向にあります。
デンタルフロスを使うことで、歯ブラシだけでは取り除くことが難しい歯垢(プラーク)を除去できるため、生後6ヶ月頃からデンタルフロスによるケアがおすすめなのです。
歯間ブラシは何歳から使うべき?
デンタルフロス同様、歯間の汚れを取り除くアイテムに「歯間ブラシ」があります。歯間ブラシもフロスと同じく、乳歯が生えてきた生後6ヶ月頃から使い始めると良いでしょう。
理由は先述の通り、乳歯の間にたまった歯垢を除去するためですが、デンタルフロスと歯間ブラシでは使う場所が異なります。フロスは歯の隙間が比較的狭い箇所に向いている商品である一方、歯間ブラシは歯間や歯茎の隙間が比較的広い箇所にぴったりなアイテムです。
子どもの歯間の広さに合わせて、両者を適切に使い分けると良いでしょう。
また歯茎を傷つけないために、歯間ブラシは針金製のものではなく、ラバー素材の柔らかい商品を選ぶのがおすすめです。
デンタルフロスを子どもに使う手順と注意ポイント
デンタルフロスを行う手順と注意点について解説します。
最初は歯ブラシと同じように、母親がケアしてあげると良いでしょう。子どもがある程度大きくなったら、習慣づけのためにも、徐々に子ども自身に使わせるようシフトしていきます。
【デンタルフロスの流れ】
- 利き手でデンタルフロスを持ち、もう片方の手で子どもの口や顎を支えます。
- 歯と歯の間にデンタルフロスを当てて、のこぎりを使うようにゆっくりと小さく左右に動かしながら、歯の間に入れていきます。
- 歯間に入った後は歯の側面に沿うように上下に動かし、歯ブラシでは磨けない部分の歯垢を掻き出します。
- 磨き終わったら、小さく左右に動かして、歯間からフロスを取り出します。
- 1~4までを、歯垢の少ない前歯から順に奥歯まで繰り返します。
手順の2、3で力を入れすぎてしまうと、子どもの歯茎を傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。しっかり目視で確認しながら、ゆっくり細かくデンタルフロスを動かしましょう。
子どもにオススメのデンタルフロスの特徴3つ
デンタルフロスは大きく分けて、2つの種類に分けられます。
・ホルダータイプ(持ち手のあるタイプ)
・ロールタイプ(糸巻きタイプ)
このうち子どもに使うデンタルフロスとしては、持ち手のあるホルダータイプがおすすめ。糸巻きタイプは扱いが難しく、子どもが使いこなすには不向きなためです。片手で扱えるホルダータイプなら、子どもでも使用できるでしょう。
ホルダータイプのうち、子ども用におすすめの特徴は3つです。
- ヘッドが小さい
- 毛が細い
- 味や香りが付いている
1.ヘッドが小さい
ヘッドが小さいものであれば、狭い子どもの口内でも快適に使用できます。大きなものを使うと、歯茎やほっぺたなどを傷つける可能性もあるため要注意です。
「ヘッドが小さいもの」がイメージしづらい方は、磨く部分のプラスチックのサイズが小さいものと考えると想像しやすいのではないでしょうか。
大人用のものはヘッドが大きいタイプが多いため、購入時は「キッズ用」の表記がある商品を選ぶと良いでしょう。
2.毛が細い
磨く部分の毛が細いものを選ぶことも重要です。
子どもの歯間は成人に比べて狭いため、繊維の太いものは歯間に入りづらかったり歯茎を傷つけたりといったリスクがあります。誤って使用しないよう、注意しましょう。
3.味や香りが付いている
味や香り付きの商品は、子どもが『楽しめるフロス』として特におすすめです。
幼い子どもにとって「面倒な作業」になりがちなデンタルフロスですが、フルーツの味や香りが感じられるフレーバー付きのアイテムであれば、楽しみながら自然とフロスを習慣化できます。
薬局や通販では様々なフルーツ味のデンタルフロスが販売されていますので、是非子どもが好きな味を選んで毎日のケアに取り入れてみてくださいね。
まとめ
今回は「デンタルフロスは何歳から使うべき?」というテーマでお話しました。乳歯の生え揃ったタイミングから、子どもも大人と同様にデンタルフロスを使うことで、健康で清潔な歯を保つことができます。
この記事を参考に、ぜひ毎日のデンタルフロスを親子で習慣化してくださいね。
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