amazon
twitter
facebook
instagram
youtube

■お問い合わせはこちら
https://www.okamuragroup.co.jp/contact

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説 | デンタルフロスのオカムラ(OKAMURA)

  • HOME
  • COLUMN
  • 歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説 | デンタルフロスのオカムラ(OKAMURA)

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

「使用中の歯ブラシを除菌したい」
「台所用のハイターなら歯ブラシの除菌にも使えるのでは?」

とお考えの方へ。
湿度や気温が上がるほど雑菌が繁殖しやすくなり、使用中の歯ブラシも除菌したい!と思っている方も多いのではないでしょうか。

キッチン用のハイターはどの家庭にもあって様々な場所の除菌に使えることから、「キッチン用のハイターなら歯ブラシも除菌できるのでは?」と考える方も多いようですが、これはおすすめしません。

この記事では歯ブラシの除菌でハイターを避けるべき理由とそのほかにも避けるべき除菌方法、正しいお手入れ方法をご紹介します。

歯ブラシを清潔に保ちたい方は、ぜひ最後までお読みください。

 

歯ブラシの除菌でハイターを避けるべき3つの理由

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

除菌グッズとして定番のハイターですが、歯ブラシに使うことは以下の理由からおすすめしません。

  • 歯ブラシが変形するリスクがある
  • ハイターの薬剤による健康リスクがある
  • ハイターが歯ブラシに残っているか確認できない

それぞれについて、順番に解説していきます。

 

1.歯ブラシが変形するリスクがある

漂白剤は塩素系と酵素系の2つに大別され、ハイターは塩素系の分類です。
塩素系は漂白する力が強く、プラスチックの種類によっては変形したり変色したりしてしまいます。

万が一歯ブラシのプラスチック部分が変形した状態で歯を磨くと、口内を傷つける恐れもあり大変危険です。

プラスチックの素材は何種類もあり、すべてハイターで変色・変形するというわけではありません。

しかしメーカーによって歯ブラシに使っているプラスチックの素材はバラバラで、「どのプラスチックでも大丈夫」というわけではないのです。

さらにプラスチックの種類によっては表面が溶けてしまうケースもあり、口内に入ると健康リスクが高まります。

 

2.ハイターの薬剤による健康リスクがある

塩素系漂白剤であるハイターには、次亜塩素酸ナトリウムという強い酸化作用を持つ成分が含まれています。

次亜塩素酸ナトリウムといえば、アルコール消毒が効かないノロウイルスなどに有効な成分として知られていますが、濃度が高い状態だと手や口・喉を荒らしたり痛みが出たりといった健康被害があります。

万が一目に入ると失明する恐れがあるほど、影響の強い成分です。

また次亜塩素酸ナトリウムは吐き気や嘔吐を引き起こす可能性があり、口に入れる歯ブラシにハイターを使うことは大変危険です。

 

3.ハイターが歯ブラシに残っているか確認できない

歯ブラシをハイターで除菌した後、薬剤を完全に流すことができれば口内や体内に薬剤が入ることはありません。

しかし歯ブラシは毛を束上に密集させて作っているため、毛の隙間に入り込んだ薬剤を完全に落とすことは難しいのです。

またハイターの薬剤自体が透明なので、どんなに流水で洗っても、歯ブラシの毛束の奥の方まで除去できたかどうか確認できません。

ハイターが残っているかもしれない状態で歯ブラシを口に入れることは健康被害のリスクが高いため、避けるべきです。

 

ハイターだけじゃない!やりがちな歯ブラシのNG除菌方法

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

歯ブラシを除菌したいと考えている方は多く、以下のような除菌方法を独自に行っている方も多いようですが、こちらもおすすめできません。

  • ハンドソープによる除菌
  • 熱湯やレンジ消毒
  • アルコール

洗面台にあるハンドソープも「歯ブラシの除菌に使えそう」と思うかもしれませんが、そもそもハンドソープ自体が口に入れるものではありません。

手指の除菌はできますが歯ブラシの殺菌・除菌効果は期待できないので、歯ブラシの除菌には不適切です。

また薬剤ではなく、熱湯やレンジなど熱の力で歯ブラシを殺菌すれば安心と思う方もいるようですが、プラスチックは熱に耐えられません。

ハイターと同じくプラスチックが溶けたり変形したりするので、こちらも避けてください。

アルコールは手指消毒に効果的ですが、実はプラスチックを変形させる働きがあります。
そのため歯ブラシの除菌には適していません。

上記のように、歯ブラシの除菌ではプラスチックへの影響を考える必要があります。
熱や薬剤によって簡単に影響を受けてしまうので、除菌方法は注意しなければなりません。

 

毎日使う歯ブラシは除菌する必要があるの?

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

朝や夜など毎日数回は使う歯ブラシ。
「まだ数回しか使っていないのに除菌する必要はあるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、歯ブラシを除菌する必要性についてご紹介します。

 

使用開始から1か月未満の歯ブラシも除菌はしたほうがいい

歯ブラシの交換時期は月1回ペースが最適です。
使用後1か月は同じ歯ブラシを使い続けるため、除菌したほうが清潔に使うことができます。

歯ブラシは口内の歯垢や食べかすが残留しやすく、水分を含んでいます。
雑菌が繁殖しやすい条件がそろっているため、交換時期が来ていない場合でも歯ブラシはこまめに除菌することをおすすめします。

 

使用前に水ですすいでも雑菌は除去できない

「歯ブラシに繁殖した雑菌は水ですすいだら除去できるのでは?」と思う方も多いでしょう。
残念ながら流水ですすいだだけでは、歯ブラシに繁殖した雑菌を除去することはできません。

歯ブラシに雑菌を繁殖させないためには、歯磨き前でなく歯磨きの「後」のケアが重要です。

ただ歯ブラシを使う直前に水ですすぐこと自体は良いことで、積極的にしていただきたいことです。
水ですすぐことによって、歯ブラシの表面に付着したホコリやゴミを払う効果があります。

ただし使用前に歯ブラシを水ですすいだ後、ティッシュや清潔なタオルなどで軽く水気を取るようにしてください。
歯ブラシに水気が多いと歯磨き粉がすぐに泡立ってしまい、きちんと磨けていないのに「磨けた」と錯覚してしまう懸念があるためです。

また歯磨き前に水でうがいすることもおすすめです。
口内に残った大きな食べかすは、うがいだけでもある程度除去できます。

お水を1口程度口に含み、ブクブクとしっかりうがいするようにしましょう。

口内はもともとある程度水分があるため、うがいで口内をすすぐことで歯磨き粉が泡立ちすぎることはありません。

 

歯ブラシのコスパを意識するなら「良い物を適正期間使う」こと

歯ブラシは雑菌が繁殖しやすいことから「頻繁に買い替えなければいけない」と思われがちですが、歯ブラシの適正期間は1か月です。

毎日正しく歯ブラシをケアしていれば、1か月以内は十分使うことができます。

歯ブラシのコストパフォーマンスを意識するなら、良いものを適正期間使用するのがおすすめです。

しかしホテルで提供されるような使い捨ての歯ブラシは使えても1週間程度が限界で、1か月も持ちません。
すぐに毛先が開いたり、毛が不ぞろいになったりしてしまいます。

こうなったら歯もきちんと磨けなくなるので、1か月以内であっても買い替える必要があります。

品質が良い歯ブラシなら、使用後にきちんとケアしていれば、1か月程度は十分良い状態をキープできます。

 

手軽にできる歯ブラシの除菌方法

歯ブラシの除菌を気にする方は多く、昨今では除菌グッズも増えてきています。

ここでは、毎日できる除菌方法から数日に1回の特別なケアまで、手軽にできる歯ブラシの除菌方法をご紹介します。

 

基本は「しっかり洗ってしっかり乾かす」

歯ブラシのケアでは、しっかり洗ってしっかり乾かすことが基本です。
この基本が守れていれば、歯ブラシを十分清潔に保つことができます。

歯ブラシを使った後は、毎回流水でしっかり歯ブラシを洗い流しましょう。
根元部分は雑菌や歯垢が溜まりやすいので、指でもみ洗いします。

またコップに水をためて歯ブラシをかき回すように洗うのもおすすめです。

どうしても雑菌が気になるときは、水100mlに対し小さじ1杯の重曹を溶かした重曹水を作り、歯ブラシのヘッドを一晩漬け置くことで除菌効果が期待できます。

歯ブラシのケアについては、歯ブラシの正しい洗い方とは?お手入れ方法・清潔に保つための3つのポイントをご紹介でも詳しく解説しておりますので、ぜひご参照ください。

 

市販の除菌や殺菌アイテムを活用する

昨今では、歯ブラシのケア用として専用の消毒液が販売されています。

液剤タイプスプレータイプがあるので、興味がある方は使ってみるといいでしょう。
これらは歯ブラシ用に設計されているので、ハイターのような危険性はありません。

 


キャップタイプの除菌器もおすすめ

某情報番組で紹介されたキャップタイプの除菌器もおすすめです。
歯ブラシに取り付けるだけで気軽に除菌できますし、他の歯ブラシと接触して雑菌が移るのも防げます。

 

使用中の歯ブラシが臭くなってしまったときの原因と対処法

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

「昨日まで使っていた歯ブラシが突然臭くなった!」という経験はありませんか?
突然歯ブラシが臭くなる主な原因は、雑菌の繁殖です。

歯ブラシが臭くなったのは、歯ブラシについた汚れや雑菌が落とし切れていない状態で保管していたことが原因と考えられます。

会社や学校用などでケースに収納したまま放置した歯ブラシで起こった場合、大抵の原因は風通しの悪さによる雑菌の繁殖です。

この場合完全に除菌することは難しいので、1か月以内であっても交換したほうが良いでしょう。

抗菌タイプの歯ブラシも販売されていますが、一番重要なのは使用後の歯ブラシのケアです。

出先で歯を磨いた後も、歯ブラシは強めの流水でもみ洗いして、キッチンペーパーや清潔なタオルで水分を取りましょう。

できるだけケースにしまわず、風通しの良い場所で保管できれば悪臭は発生しません。

 

品質が高い歯ブラシを長く使おう!100人の医師と共同開発した「OKAMURA DX」

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

  • 100人の歯科医師と共同開発
  • 力を入れずにしっかり磨けるこだわりの形状
  • 高品質で長持ち

「品質の高い歯ブラシを使いたい」という方におすすめなのが、OKAMURAの100年の歴史と経験が詰まった「OKAMURA DX」です。

歯科衛生士とデザイナーが手を組んで開発された歯ブラシで、歯科医院での販売にも対応しています。

歯科医師が推奨するペングリップがしやすい8角形の本体で、力を入れなくても自然に磨くことができる歯ブラシです。

適切なケアや保管で機能性は十分保てますが、使用期間の1か月を過ぎたら新しい歯ブラシに取り換えるようにしましょう。

→ OKAMURA DXをチェックしてみる

歯ブラシをハイターで除菌するのはNG!その理由と除菌の必要性を解説

 

まとめ

「ハイターで歯ブラシの除菌はできるの?」と悩んでいる方に向けて、NGである理由とおすすめのケア方法をご紹介しました。

この記事をまとめます。

  • 歯ブラシの除菌でハイターを使うことはおすすめしない
  • 歯ブラシの除菌なら専用の薬剤や除菌器がおすすめ
  • 使用後の歯ブラシを適切にケアすれば、1か月間は十分使うことができる

毎日口に入れる歯ブラシですから、なるべく清潔に保ちたいものです。
今回ご紹介したような方法で、適切に歯ブラシをケアしてください。

OKAMURAでは、高品質な歯ブラシを多数取り揃えております。
「そろそろ高品質な歯ブラシをつかってみたい」と思った方は、ぜひチェックしてみてください。

→ OKAMURAの歯ブラシをチェックしてみる