2024/10/24
「歯磨きがめんどくさくてたまらない」
「今日は歯磨きをキャンセルしたいな…」
とお悩みの方へ。
最近では「歯磨きキャンセル界隈」などの言葉もあり、歯磨きがめんどくさいと感じる方が増えているようです。
しかし毎日の歯磨きやフロスは大変重要で、これらを使わずにお口の健康を維持することはできません。
しかし災害や病気など、時にはどうしても歯磨きができない、めんどくさいという日は誰しもあります。
今回は、そんな時の応急処置的な方法をご紹介します。
歯磨きがめんどくさい日のお口ケア代替案3選
歯磨きは食事やお風呂と同じく、お口や体の健康を保つために欠かせません。
しかしどうしてもフロスや歯磨きがめんどくさい時、「もう寝てしまおう…」と諦めそうな時は、以下の3つのお口ケアを行ってみてください。
- うがい
- 指の歯磨き
- キシリトール配合のガム
それぞれの効果について、順番に解説します。
1.うがい
マウスウォッシュや水でブクブクとうがいをして、お口の中の汚れをきれいに洗い流してください。
口内に繁殖した雑菌や大きな食べカスなどは、うがいで外に出すことができます。
歯磨きやフロスを使わなければ、表面にこびりついたプラーク(細菌の塊)や小さな食べカスを除去することはできません。
これらもきれいに除去するためには、最終的には歯を磨く必要があります。
マウスウォッシュは刺激が強くスッキリ感がありますので、歯を磨いた気持ちになる方もいます。
しかしマウスウォッシュは本来歯磨きの+αとなるもので、歯磨きの補助アイテムと捉えるのが妥当です。
マウスウォッシュについては、マウスウォッシュの正しい使い方とは?意外と知らない液体歯磨きとの違いを解説 でも詳しく解説しておりますのでぜひご参照ください。
お口の汚れをしっかり除去するためには、こするという工程が必要です。
掃除で例えると浴槽や洗面台、三角コーナーの汚れと同じで、ぬめりは水をかけただけで除去できず、洗剤をつけたスポンジでこすらなければ取れません。
歯の汚れもこれと同じで、本来であれば歯磨きが必要です。
2.指の歯磨き
人差し指を歯ブラシの代わりとして、縦横に小刻みに動かしたり歯の表面をなでるように滑らせたりして磨くことで、少しですが歯ブラシの代わりにすることができます。
指を使った歯磨きは、「歯磨きがめんどうだ」と感じる時だけでなく、災害時など手元に歯ブラシがない時にもおすすめです。
指を使った歯磨きなら、歯の表面がツルツルになったかどうか指で確認できます。
また歯茎を傷つけにくく、奥歯に届く点もメリットです。
指を使った歯磨きの注意点は、手が汚いと意味がないことです。
素手に抵抗があるなら、清潔なハンカチやティッシュでも代用できます。
清潔な布といえばウェットティッシュを持ち歩いている方も多いですが、エタノールが配合されたものは唾液が減少してしまうので要注意です。
もしウェットティッシュで歯を磨くなら、なるべくノンアルコールをお使いください。
3.キシリトール配合のガム
キシリトールが配合されたガムには、歯の再石化を促したり虫歯菌の活性化を抑制したりする効果があります。
「歯磨きはめんどくさいけれど、虫歯菌の繁殖が気になる」という時は、応急処置になります。
しかしガムだけでは歯磨きに比べるとやはり不十分で、きちんとした口内の清掃にはなりません。
歯の隙間や歯周ポケットは特に汚れが溜まりやすく、歯ブラシを使っても除去できる汚れは6割程度です。
歯ブラシも使っていなければ、大半の汚れは除去できていません。
今回ご紹介した方法は、あくまでも歯磨きがめんどくさい!今日だけパスしたい!というときの代替案です。
「最近しっかり歯磨きができていない」「歯磨きをキャンセルする日が増えたな」という場合は、口内環境が悪くなっている可能性があるので注意が必要です。
お口の状態をチェックするために、歯医者さんで検診を受けてみるのもおすすめです。
毎食後の歯磨きはめんどくさい!1日の中で最低限行っておきたい歯磨き回数とケア方法
虫歯予防を考えるなら、歯磨きは毎食後が理想です。
しかしめんどくさい・体調不良でどうしても歯磨きができないなどの場合を考慮して、1日の間で最低限行いたい歯磨きの回数とその方法を解説します。
歯磨き回数の最低ラインは起床時と就寝前の2回
1日における歯磨き回数の最低ラインは、起床時と就寝前の2回です。
特に丁寧にデンタルケアをしたいのは就寝前で、これを忘れてしまうとお口の状態がとても悪くなります。
その理由は唾液で、就寝中は健康な人でも唾液の分泌量が大幅に減少します。
その結果お口の中が乾燥して雑菌が増え、口臭も増えてしまうのです。
お口の健康を保つためには、就寝前の歯磨きが重要です。
1日の終わりは時間をかけて歯を磨き、フロスも併用してしっかりお口の汚れを除去してください。
【体調不良別】歯磨きがめんどくさい時の対処法
以下のように、「歯磨きが大事なのはわかっているけれど、体調が悪くてどうしてもできない」という時は誰にでもあります。
- つわり
- 風邪などの体調不良
- メンタルの不調
つわり
妊娠中は女性ホルモンや食生活の変化に伴い口腔環境も変わり、虫歯や歯周病が進みやすいといわれています。
しかし妊娠するとつわりで吐き気が辛かったり、味や臭いに敏感になったりして歯磨きが苦痛に感じる人も多いものです。
つわりで歯磨きがしんどい時は、起床時や就寝時に無理をするのではなく、体調が良い時にできる範囲で歯を磨くようにしましょう。
1度の歯磨きですべて磨くのがしんどいなら、上の歯・下の歯など数回に分けても構いません。
歯ブラシを舌に当てないようにすると、吐き気が起こりにくくなります。
それでも気持ち悪い時は、水や可能ならマウスウォッシュでうがいしてください。
またお口の乾燥を防ぐためにも、こまめに水分も補給しましょう。
風邪
風邪の時は体内に悪い菌が増えている状態なので、可能な限りしっかり歯磨きをしたいものです。
寝ている間は唾液が減って雑菌が繁殖しがちなので、できるタイミングで歯磨きをしてください。
メンタルの不調
メンタルが不調になると、お風呂や歯磨きもめんどうになってしまうものです。
もちろんめんどうという気持ちを乗り越えて歯磨きができればベストですが、無理をして心身の負担になるのも良くありません。
どうしても難しい場合は最初にご紹介した応急処置でしのぎ、歯磨きができるタイミングで行いましょう。
歯磨きがめんどうな人に知っていただきたいお口と体の健康について
歯磨きは歯のためにするのではなく、全身の健康を保つためにも、本来であれば毎日行うべき大変大事な生活習慣の1つです。
意外と思われるかもしれませんが、高齢者に多い誤嚥性肺炎の一因には歯磨き不足が挙げられます。
誤嚥性肺炎は文字で見ると食事中に気管に食べ物が詰まって起きると思われがちですが、そうとは限りません。
歯磨きが行き届いていないせいで口腔内に雑菌が繁殖し、寝ている間に気管から肺に菌が流れ込んで起きることも多いのです。
また、災害時に避難生活などの間接的な原因で亡くなってしまう災害関連死に見舞われる方が増えていますが、これも口腔環境の悪化が原因の1つといわれています。
口腔内の細菌が繁殖すると喉が正常に機能できなくなり、集団生活で風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。
私たちは子どものころから、「歯磨きは大事」「歯磨きは毎日するものだ」と教えられてきました。
歯磨きをおろそかにすると、口臭だけでなく虫歯や歯周病が進み、最悪の場合歯を抜かなければならないこともあります。
しかし、歯磨きをめんどくさいと放置して影響が出るのはお口だけではないのです。
だからこそ、多少めんどくさいと思っても毎日の歯磨きやフロスが欠かせません。
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ハンドル素材は柔らかい高級樹脂によってネックがしっかりしなるので、歯茎を傷めません。
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まとめ
歯磨きがめんどくさい!という方に向けて、応急処置として3つの方法や最低限行っていただきたいデンタルケアについてご紹介しました。
この記事をまとめます。
- 歯磨きがめんどくさい時は、代替案としてうがい・指磨き・キシリトールガムが挙げられる
- 大前提として、お口や全身の健康のために毎日の歯磨きやフロスは欠かせない
- 体調やメンタルの不調で歯磨きできないときは、できるときに少しだけ行う
体調不良などで歯磨きができないときは、今回ご紹介した代替案を思い出してみてください。
そして体調が戻ったら、ぜひ丁寧に歯磨きを行ってお口の中をスッキリさせてくださいね。
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