2025/01/14
「子どもの仕上げ磨きはいつまでやれば良いの?」
「仕上げ磨きの正しいやり方がわからない」
とお悩みの保護者様へ。
子どもの食事やトイレのサポートは幼児期に終わることがほとんどですが、歯磨きのサポートは気が抜けません。
大人でもうっかりすると虫歯ができてしまいますから、子どもがきちんと自分で歯を磨けるようになるまでは「仕上げ磨き」をしてあげたいものです。
しかし、仕上げ磨きの正しいやり方がわからずなんとなくしていませんか?
歯磨き嫌いの子どもの場合、毎日親子で格闘しているかもしれません。
この記事では保護者の方に向けて、仕上げ磨きの正しいやり方や歯ブラシの選び方、年齢別に気を付けたい場所を解説します。
子どものデンタルケアに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
子どもの仕上げ磨きは何歳から何歳までやるべきなの?
子どもの仕上げ磨きについて、明確に〇歳までという定義はありません。
歯医者さんの意見では、乳歯が少し顔を出す0歳から慣らしとしてマッサージを始めて、12歳まで仕上げ磨きをした方が良いという意見が多いです。
12歳といえば、一般的に永久歯が生えそろう年齢です。
永久歯が生え揃うまでは、大きい永久歯と小さい乳歯が混在しており磨きにくくなっています。
子どもだけで綺麗に磨くのが難しいため、親が仕上げ磨きでサポートしてあげると安心です。
0歳から2歳くらいまでは、「歯磨きに慣れること」「歯磨きを習慣化させること」を目的に仕上げ磨きをします。
口の中に歯ブラシを入れる程度でOKで、繰り返すことで子どもは歯ブラシの感覚に慣れていきます。
仕上げ磨きを終了するもう1つの目安は、臼歯(きゅうし)が生える6歳頃です。
6歳になると前歯の永久歯が生え揃い、この頃にはだいたい自分で歯を磨けるようになっています。
自分で大人と同じレベルで歯磨きできるのは10歳くらいと考える保護者もいますし、正解はありません。
個人の考えや子どもの意向で決めて構いません。
仕上げ磨き専用の歯ブラシがある
子どもが自分で持つ歯ブラシではなく、仕上げ磨き用として設計された歯ブラシがあります。
より綺麗に仕上げ磨きをしたいなら、そちらを選ぶと良いでしょう。
仕上げ磨き専用の歯ブラシは、通常のものと違ってヘッド部分が少し小さく毛足も短い点が主な特徴です。
メーカーによって、ネック部分に角度をつけたりハンドルを長くしたりして、大人が持ちやすいように設計されています。
仕上げ磨き用の歯ブラシがある理由は、子どもの口の小ささにあります。
口内は大人が想像する以上にスペースが小さく、奥歯などを磨くときに小さい歯ブラシで小回りを利かせて汚れにアプローチするために作られているのです。
仕上げ磨き専用ではない歯ブラシの場合の選び方
仕上げ磨き用の歯ブラシは必須ではありませんが、毛足がやわらかいものはおすすめしません。
一見歯茎に優しく良さそうですが、少しでも力が加わるとたゆんで汚れがほとんど取れないのです。
一般的な子どもが持つタイプの歯ブラシなら、毛足が短くて硬さがふつうのものを選んでください。
【年齢別】仕上げ磨きの基本的なやり方と注意する場所
仕上げ磨きにはいくつかのポイントがあり、自分の歯と同じように磨けば良いわけではありません。
ここでは、以下のポイント別に仕上げ磨きのやり方や注意することをご紹介します。
- 基本姿勢
- 仕上げ磨きの基本
- 子どもが磨き残しやすい場所
それぞれについて、順番に解説します。
基本姿勢
子どもの仕上げ磨きでは、子どもを仰向けに寝かせて口を覗くような姿勢が基本です。
ちょうど、歯医者さんが患者を診るような姿勢です。
この基本姿勢だけで歯磨きを嫌がる子は、恐怖心を持っています。
手鏡を持たせて自分の歯を見せ、何をしているか分かるようにしてみましょう。
そして子どもにも仕上げ用の歯ブラシを持たせ、「これを使っているんだよ」と共有すると恐怖心を和らげることができます。
仕上げ磨きの基本
仕上げ磨きでは、スクラッピング法という歯ブラシの毛先を使う磨き方が基本です。
基本的に大人が歯を磨く時と似ていて、歯ブラシの毛足を歯の表面に直角に当てて、比較的軽い力で、5〜10mmの範囲で小刻みに振動させながら磨きます。
軽い力で磨くために、歯ブラシは握るのではなく鉛筆を持つようなペングリップにしてください。
前歯表面の上部分にある上唇小帯(じょうしんしょうたい)というひだは、歯ブラシなどが当たると痛みを感じやすい部分です。
一度痛い思いをすると子どもは仕上げ磨きを嫌がるので、指でガードするなどして当たらないようにしましょう。
子どもが磨き残しやすい場所
どの年齢の子どもでも、以下の場所は磨き残しが多い傾向にあります。
- 歯間
- 歯と歯茎の境目
- 奥歯
- 臼歯(6歳の場合)
上記の場所は歯ブラシが当たりにくく、磨き残しやすい場所です。
仕上げ磨きの時に、重点的に磨いてあげましょう。
仕上げ磨きはしっかり行いたいですが、ダラダラと時間をかけると子どもが嫌がります。
3分程度を目安に、短い時間で切り上げてください。
楽しい音楽を流す・歌う・褒めるなど、嫌がらないような工夫ができればベストです。
【年齢別】仕上げ磨きで気を付ける場所
仕上げ磨きでは、年齢によって気を付ける場所が変わります。
ここでは、以下の年齢別に気を付ける場所を解説します。
- 1歳頃に気を付ける場所
- 1~3歳頃に気を付ける場所
- 4~5歳頃に気を付ける場所
1歳頃に気を付ける場所
1歳になったばかりの頃は、まだ奥歯がありません。
イラストのように前歯の歯間や歯の付け根を丁寧に磨いてあげましょう。
1~3歳頃に気を付ける場所
1~3歳頃になると奥歯が生え、かみ合わせの部分に汚れが溜まりやすくなります。
2歳あたりからイヤイヤ期がはじまり、歯磨きを嫌がることも多いでしょう。
手鏡で歯を磨く様子を見せたり歌を歌ったりして、なるべく歯磨き=嫌なものという印象が残らないようにすることが大事です。
4~5歳頃に気を付ける場所
また4歳~5歳では奥歯の歯間に汚れが溜まりやすくなるので、丁寧に磨いてあげることがポイントです。
早い子は5歳で歯が抜け始めるので、仕上げ磨きの時によく観察してあげましょう。
【年齢別】仕上げ磨きで意識したいこと
仕上げ磨きの目的は、子どもの年齢によって大きく変わります。
0歳から6歳までの年齢別に、お口の状態や仕上げ磨きの大きな目的を解説します。
0歳の歯磨きで意識したいこと
0歳の仕上げ磨きはスキンシップの一環です。
まだ歯も生え揃っておらず、歯磨きに慣れること・「楽しい時間だ」と思ってもらうことが目的です。
歯ブラシの刺激に慣れてもらい、歯ブラシが「口の中に入れても大丈夫なものだ」と知ってもらいます。
1~2歳の仕上げ磨きで意識したいこと
奥歯が生え始める1歳~2歳では、離乳食やおやつを食べ始めます。
乳歯は永久歯より柔らかく、汚れが付きやすいので一気に虫歯ができやすくなる頃です。
もちろん綺麗に仕上げ磨きしたいところですが、子どもが嫌がると難航します。
まずは仕上げ磨きに慣れてもらうことを重点に、先ほど「1~3歳頃に気を付ける場所」でご紹介したかみ合わせの部分をしっかり磨いてください。
3~5歳の仕上げ磨きで意識したいこと
歯磨きが習慣化して、自分で磨くことができる年齢です。
しかし子どもの歯磨きだけでは不十分なので、まずは自分で歯を磨いてもらってしっかり仕上げ磨きをしましょう。
この頃は仕上げ磨きに慣れているので、しっかり汚れを落とすことが大きな目的です。
6歳からの仕上げ磨きで意識したいこと
6歳になると、奥の臼歯が生え始めます。
この臼歯は大事な歯なので、仕上げ磨きでしっかり磨いてあげましょう。
6歳の段階では臼歯は歯の一部が少し頭を出すくらいで、完全には生えていません。
そのため乳歯との段差が大きく、歯磨きがしにくいのです。
上記のように、子どもの年齢や状況に合わせて仕上げ磨きを行ってください。
歯が生え変わっている時の仕上げ磨きで親が知っておきたいこと
5歳を過ぎると乳歯が抜け始め、永久歯へと生え変わっていきます。
この時期について、保護者の方はぜひ以下の事を知っておいてください。
- 「混合歯列期」は歯並びが複雑になる
- 仕上げ磨きは10~12歳までしっかりやったほうが良い
- グラグラしている乳歯は指で押さえて磨く
それぞれについて、順番に解説します。
「混合歯列期」は歯並びが複雑になる
乳歯はほとんどの場合前歯から抜け始め、「歯が抜けたところ」「永久歯が生え始めたところ」ができ、歯並びが複雑になります。
これを「混合歯列期」といい、歯ブラシが届きにくい箇所が増える時期です。
小学校に上がると自分で身の回りのことができるようになり、仕上げ磨きを辞めてしまう家庭も多いでしょう。
しかし、6歳は混合歯列期なので食べかすや歯垢が残りやすい時期なのです。
仕上げ磨きは10~12歳までしっかりやったほうが良い
「もう小学生だし、仕上げ磨きは卒業しよう」と辞めてしまうのは、時期尚早かもしれません。
親が知らない間に子どもの磨き残しが増え、永久歯が生え揃った頃にはすでに虫歯ができている……というケースも多いのです。
虫歯を防ぐためにも、できれば10歳~12歳くらいまでは仕上げ磨きをしてもらいたいと思います。
グラグラしている乳歯は指で押さえて磨く
永久歯への生え変わりが始まると、乳歯がグラグラしてきます。
この浮いてきた乳歯は歯ブラシが当たると気になるので、歯ブラシを持つ手と反対側の手で乳歯を押さえ、子どもがなるべく不快感を持たないよう配慮してあげると良いでしょう。
乳歯が抜けた直後は歯茎だけになっており、大変デリケートな状態です。
歯ブラシが当たると痛いので、この部分は無理に磨く必要はありません。
グラグラと浮いた乳歯を子どもが気にしているなら、歯医者さんで抜いてもらうのも1つの方法です。
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中でも仕上げ歯ブラシは、こだわり設計でこどもが嫌がりにくい仕上げ磨きができる専用歯ブラシです。
仕上げ歯ブラシ設計のポイント
- むし歯になりやすい奥の汚れをしっかり落とすナイロン毛と、敏感な前歯をやさしくみがく柔らか超高密度毛のダブル植毛
- 理想の45度みがきがしやすいすべり止めつき八角形ハンドル
- 奥歯や前歯の裏がみがきやすい斜めネック
- 過度な力がかからないしなるネック
お子様のむし歯に不安を感じる方、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
仕上げ磨きのやり方について、磨き方や年齢別に注意したいことを解説しました。
この記事をまとめます。
- 子どもの仕上げ磨きは、永久歯が生え揃う12歳頃までやるのがベスト
- 子どもは年齢によってお口の状態が大きく変わるので、状態に合わせたケアが大事
- 仕上げ磨き用の歯ブラシは、毛足が短く毛が柔らかすぎないのがおすすめ
歯は一生大事にするべきものです。
子どもの時に歯磨きの習慣を身につけるだけでなく、永久歯が生えるまで仕上げ磨きをしてあげることで、虫歯予防に大きく貢献できます。
ぜひ今回の記事を参考に、仕上げ磨きを見直してみてください。
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