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愛用者増加中!?泡タイプの歯磨き粉のメリットと注意点 | デンタルフロスのオカムラ(OKAMURA)

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愛用者増加中!?泡タイプの歯磨き粉のメリットと注意点

日本ではまだメジャーではないのですが、歯磨き粉には泡(フォーム)タイプのものもあります。

ペーストタイプの歯磨き粉と比べた場合に、泡で出てくる歯磨き粉には、様々なメリットがあるのです。


今回の記事では、泡タイプの歯磨き粉のメリットと注意点についてお話しましょう!

ペーストタイプの歯磨き粉と泡タイプの歯磨き粉の違い

ペーストタイプの歯磨き粉と泡タイプの歯磨き粉は、成分的にはそこまで大きな違いはありません。

「フッ素が多く含まれている」「くすみを落とす効果がある」というアピールはされていますが、通常の歯磨きでも同じような効果があるものは一応存在します。


最も大きな違いは、やはり”はじめから泡で出てくること”です。

ペーストタイプの歯磨き粉の場合、中に発泡剤が含まれていて、歯や歯肉とこすれることで泡立っていきますが、泡タイプの歯磨き粉は、容器からそのまま泡で出てきます。泡で出てくるハンドソープと同じような感覚です。


実はこの“はじめから泡で出てくること”が、オーラルケア的なメリットをいくつか生み出していると考えられます。

泡タイプの歯磨き粉の3つのメリット

愛用者増加中!?泡タイプの歯磨き粉のメリットと注意点

  1. 歯や歯肉のこすり過ぎを防ぎ、やさしく磨ける
  2. 歯磨き粉の出し過ぎを防ぎ、口腔内にも残りにくい
  3. 味がマイルドで、子どもでも使いやすい

それぞれの項目について、以下で詳しく説明します。


歯や歯肉のこすり過ぎを防ぎ、やさしく磨ける

後から発泡するタイプの歯磨き粉をお使いの方の中には、歯磨き粉をつけた歯ブラシを、歯や歯肉にこすりつけ過ぎる方がいらっしゃいます。


「泡がたくさん出ないと磨いた気にならない!」という気持ちで、強い力をかけて泡だててしまうのかもしれませんが、強い力で歯ブラシの毛先を歯や歯肉に当ててしまうことは、よくありません。

摩擦力で歯の表面のエナメル質が傷ついたり、歯肉を傷める原因になります。


しかし、はじめから泡タイプの歯磨き粉であれば、強い摩擦力で泡だてる必要がないので、歯の表面や歯肉を傷つけずに、優しく磨くことが可能となります。


歯磨き粉の出し過ぎを防ぎ、口腔内にも残りにくい

チューブタイプの歯磨き粉は、ついつい出し過ぎてしまう方が多いと聞きます。

歯ブラシの毛先いっぱいに歯磨き粉を出してはいませんか? 実はそれだとかなり出し過ぎです。


必要以上の量の歯磨き粉で歯を磨くと、歯ブラシから落ちた歯磨き粉の塊が口腔内に残って、後から気付いて「気持ち悪いな~!」と思うケースがあります。


泡タイプの歯磨き粉であれば、出し過ぎになる可能性はほぼなく、口腔内に泡立っていない歯磨き粉の塊が残るようなこともありません


味がマイルドで、子どもでも使いやすい

まだ泡立っていない状態のペースト状の歯磨き粉は、泡立ち成分や清涼感を出すための成分が凝縮されているため、味が濃く、口の中に入れると「からい!」と感じてしまうことが多いです。

特にお子さんは、きついミント系の味が苦手で、いちご味などの甘みがついた味の歯磨き粉を使用されているケースが多いのではないでしょうか?


しかし泡タイプの歯磨き粉なら、口触りがなめらかで、歯磨き粉特有の刺激がひかえめです。

きついミント系の味が苦手な方やお子さんでも、無理なく使うことができます。


泡で出ることに油断して、磨き残しが増えないように注意

ここまでは、泡タイプの歯磨き粉のメリットについてお話してきました。

ただ、泡タイプの歯磨き粉は便利ですが、気をつけてもらいたいこともあります。

泡タイプの歯磨き粉を使う時は、はじめから泡で出てくることに油断して、磨き残しが増えてしまわないように注意してください。


歯磨き粉の種類によって、歯垢の除去率が大きく増減することはなく、大事なのは歯ブラシの使い方にあります。

特に、はじめから泡で出てくる歯磨き粉は、歯ブラシを動かさなくても口の中が泡で満たされるので、歯磨きに時間をかけなくても何だかキレイになったような気持ちがします。

しかし実際はそんなことはなく、やはり正しく歯ブラシを使い、時間をかけて丁寧に磨かなければ、歯垢をしっかり取ることはできません


歯磨き粉の効果に頼るのではなく、正しいオーラルケアの方法を知って、実践していきましょう!!