2018/06/29
お口に関することでよくある悩みの1つが、“口臭”ですよね。
「歯磨き粉選びにこだわって、口臭をおさえたい!」という方も多くいらっしゃるはずです。
そこで今回の記事では、口臭予防に効く歯磨き粉はどんな歯磨き粉なのか、お伝えします。
口臭予防に効くのはフッ素入りの歯磨き粉
口臭をおさえるために、ミントフレーバーがキツめの歯磨き粉を選ぶ方が多いです。
確かに、たくさんあるフレーバーの中でも、ミントが最も口の中に残りやすいことは確かなのですが、それだけでは口臭対策は万全とは言えません。
口臭予防のために効果があると言えるのは、フッ素入りの歯磨き粉です。
フッ素入りの歯磨き粉は、口臭の原因として大きなウエイトを占める、歯垢の接着を抑える効果があります。
フレーバーで口臭をかき消すのではなく、口臭のもとである歯垢の量を減らして、ニオイを抑えるイメージです。
まだ日本国内においては、フッ素入りの歯磨き粉の種類は多くなく、販売されている店舗も限られているようですが、大型ドラッグストア・大手通販サイトなどでは見かけることができます。
口臭をしっかり予防するためには歯磨き粉だけに頼らないことも大事
先ほど、口臭を抑えるためには、口臭のもとである歯垢そのものを減らすことが重要だとお伝えしました。
つまり、実は歯磨き粉選びにそこまでこだわらなくても、歯垢さえしっかり取ることができれば、口臭をある程度抑えることは十分可能だと言えます。
例えば、歯磨きでは届かない歯周ポケットに入った歯垢(プラーク)を、デンタルフロスなどを使って毎日しっかり取り除くことで、キツい口臭が発生しにくい口内環境を維持できます。
そしてもちろん、虫歯や歯周病の予防にもなります。
まとめ
現状、私たちの知る限りでは、口臭予防を専門にした歯磨き粉は開発されていないようです。
しかしこれからもっと研究が進めば、口臭の悩みを解決してくれる歯磨き粉が出る……かもしれません!
それまでは、歯垢を取り残さない丁寧なオーラルケアを行うこと、フッ素入りの歯磨き粉を使うことなどを試みて、口臭を抑えるようにしましょう。
ちなみに、口臭の原因は口の中だけにあるとは限りません。
胃が悪くなることが原因で口臭がキツくなることもありますし、物をよく噛まずに飲み込むせいで消化が悪くなり、口臭が発生することもあります。
そしてそもそも、口臭にはどうにもできない”個人差”というものもあります。
過剰に意識しすぎるとストレスが溜まってしまいますので、必要以上に気にし過ぎないことも重要かもしれません。
あまりにも気になるようなら、お医者さんに相談してみましょう!